今朝は倉本英雄さんの著書よりご紹介します。
心理学者のドン・クリフト氏は、人の心には水がめのようなバケツがあると次のように述べています。
「人は誰でも心にバケツをもっている。他人に何かを言われたり、されたりするたびに、このバケツの水は増えたり減ったりする。バケツの水がいっぱいのときは気分がいい。バケツがカラにになったとき気分は最悪だ。
バケツのほかに、ひしゃくを持っている。ひしゃくを使って誰かのバケツに水を注げば・・・・相手が明るくなるように言ったりすれば・・・・自分のバケツにも水がたまる」。
「逆に、ひしゃくで相手のバケツの水をくみ出せば・・・・相手を傷つけるようにことを言ったりすれば・・・・自分のバケツの水も減る」。
このひしゃくで周囲の人の心のバケツに、せっせと水を注いでいる方に出会いました。
泉佐野市に在住の田村得二氏です。お会いするたびに心楽しくなるのが不思議で、その理由を尋ねてみました。
「私は毎日必ず誰かを喜ばせることを日課にしています。今日一日で何人を喜ばせることができたのかを寝床に入って思い出すのが楽しみです。人が喜んでくれるということは、神さまが喜んでくださるのだと思っています」
『喜びの水』を、みんなの心のバケツに注いでいたのです。
水を注ぐ方法はいくらでもあるでしょう。
「心と脳を元気にする70の法則」
倉本英雄さん
致知出版社より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。