2011年11月16日

ブログ変更しました

ずっと、このブログを使ってきましたが、

今後は、新しいブログに移行いたします。

新しいブログは、こちらになります。

てんち米店 東京府中のこだわり米屋 無農薬玄米・出産内祝い米・引越し挨拶品・披露宴両親贈答米日々のあれこれ、米屋としての徒然を気分のままに。玄米・精米・環境・町づくりetc!

今後とも宜しくお願いいたします。

Posted by tenchi1960 at 10:20Comments(0)TrackBack(0)

2011年11月11日

原発事故を受けての今日この頃

最近、また平成22年産のお米の問い合わせが。

新米前にも随分ありましたし、実際、当店の通販システム上のMAX重量である「20kg玄米」というご注文が多数を占めました。

23年産のお米が危ない、東日本のお米が危ない、
なかには、
「東北産の食材を捨てろ」とまでテレビでのたまう、テレビの某御用学者さん?
も現れる始末で。

●日本の食材の供給状況、
●農産物ごとに予測される放射能濃度(過去の数値から)、

など、何も知らないことが明らかなのに、平気でそういうことを言い放ち、
後日、実際の測定結果がどんどん判明するなかでも、

一切、過去の言説については触れない。

まぁ、テレビとそれに使われる人達はそんなレベルと思うしかないですね。

そんなこんなで、平成22年産を買い置きする状況になったんでしょうが。


当店では、
1)平成22年産を多少は在庫でキープ
2)新米については、地域ごとの放射能検査に加えて、出来るだけ、生産者の独自検査をお願いする。
3)検出下限値も、出来るだけ低くする
4)西日本のお米は、昨年度から計画していた、高知の減農薬「にこまる」だけで、無理な仕入れをしない(品質と価格バランスが悪いし、だいたい、生産量も自県消費が基本+アルファしかない)

という対応。

放射能濃度は、それほど高くはならないだろうという過去からの推測がありました。
そして、実際、千葉県や山形県のお米で、検出下限値1Bq/kgでも、未検出でしたし、
5Bq/kg 10Bq/kg など、地域や独自の検査下限値にはばらつきがありますが、
地域検査しか受けてなくても、すべて20Bq/kg未満です。

このあたりは、当店HPの「お米と放射能」というページをご参照ください。

本来は西日本で地場で消費されるお米を、東日本から先買いするようなこともしたくないし、
(来年の春過ぎに西日本のお米がない、などという事態になりかねない)
放射能検査の結果数字をレースのように表示して売るようなこともしたくないし、
仕入れた西日本のお米がやけに売れるからと、それをあまりSNSなどで強調するようなこともしたくないです。

他県より低い検出下限値で検査を受けているのに、福島だといういうだけで、今までの業者から取り扱い拒否されているような状況も聞きます。

福島の生産者が、米屋があまり深い考えもなしに、消費者を煽るような書き込みをしているのを見たら、どんな風に感じるか、想像力が問われているのかも知れませんね。

自戒の念も込めて!

Posted by tenchi1960 at 18:26Comments(0)TrackBack(0)

2011年11月10日

米屋が受けるIT講習会

一昨日は、むさし府中商工会議所主催のIT講習会。

非常にためになりました。

中小企業診断士の竹内孝次さんのHP/ブログ/Twitter/Facebookに関するお話。

今まで、高い費用をかけて、SEOやソーシャルネットワークやらの各種講習会や講演会に都内まで出かけて行きましたが、今回が一番収穫が多かったです。

特に、合間合間に教えてくださった TIPS的な知識。
「なるほど、それは気付かなかった」的なところが。

ただ、初心者の方も多かったようなので、そういう方には、ちょっと難しかったかも。

とにかく、課題山積です。

一つずつ、こなしていかねば。
といいながら、昨日から、商品発送に追われっぱなしで、ほんのわずかしかできていません。

頑張らないと!!

Posted by tenchi1960 at 08:37Comments(1)TrackBack(0)

2011年09月28日

輸入ジャムから放射能 もう二年前のこと

輸入食品の放射能、暫定規制値が370Bq/kgなんですね。
チェルノブイリ事故を受けて決められたと、どこかで読みました。
今でも、変わらないのかな?

そして、

仏産ジャムから基準超放射能

こんなニュースを見つけました。
2009/12/15 一昨年のことです。

要約すると、

「横浜市は、1キロ当たり370ベクレル以下の基準を超える同500ベクレルの放射能が検出された、フランス産ジャムについて、輸入元に商品の回収を命じた。」
 

ところで、このニュースを読んで、どう思いますか?

1)
いまでも、チェルノブイリの影響が残っている。だから、福島の事故の影響も、ずっと続く。

2)
世界どこに行っても、世界のどこの食品を食べても、空気がつながっている以上、これだけは安全だという物はない。

他には、どんなことを感じるでしょうか?

私は、1)は当然なのですが、特に2)を感じますね。

自分だけ安心・安全にというのは無理なので、賢く冷静に、対処していきたいと思いました。


Posted by tenchi1960 at 18:17Comments(0)TrackBack(0)お米

2011年09月16日

新米 続々と入荷!

放射能検査に台風と、やきもきすることが多かった最近ですが、

ようやく、新米が入荷しはじめました。

それでなくても、当店取り扱いの方は、地域の中では遅い方。
じっくり型の方が多くて。

玄米重量販売

精米販売

の二つのメニューに分かれています。

いつもながら、こうなると、自分たちの試食が追いつかない毎日。

「済みません、まだ食べてないんです。
でも、例年、美味しいのを作ってくれているし、
玄米見ている限り、いいですよ。」

と、お客様に最初のお試しをお願いしてしまうこともしばしば。

ありがとうございます。



Posted by tenchi1960 at 09:37Comments(0)TrackBack(0)お米

2011年09月09日

お米と放射能、暫定規制値と内部被曝計算

放射能をめぐる議論や心配。よくわからなかったけど、大分整理がついてきました。

1)過去が放射能フリーだったという勘違いがある。

確かに、最悪の1960年代でも、今回ほどひどくはないけど、
それでも、ずっと土壌からも生産物(玄米・玄麦)からも検出されてきた。

放射能「ゼロ」という状態から、突然、放射能が検出される、
という事態になったという感覚的な勘違いがベースにある。

正直ベースだと、自分が育った60年代は、放射能に加えて、
公害・農薬・添加物がひどい時代。よく、生き延びてきたもんだ。
それに、同年代が、やたらとガンになったり、変な病気になったりしてもいないし。

2)暫定規制値が適正かどうか(国=ICRP≒アメリカ、批判派=ECRR≒EU、という図式)

数値をめぐる議論というより、原発vs反原発にまでいきついてしまうので、多分、ずっとすれ違い。
この議論を聞いていても、今の生活をどう守るかには役に立たない気がする。

3)暫定規制値と実際の現場での検査下限値の違い

例:穀類の暫定規制値 500Bq/kgに対して、検査の限界値が20Bq/kg以下が多い。
テレビでは、暫定規制値を使った内部被曝計算が政府批判の根拠となっているが、現場の数字はかなり低いのではないか?

なお、今まで調べた中では、福島会津が一番低い下限値を使っているようで、多分 5Bq/kg以下なのではないだろうか。やはり、最も気を使っている。

ということで、取りあえずの計算。

134Cs+137Csそれぞれ限界下限値20Bq/kgぎりぎりで未検出だったとして、このセシウム合算で40Bq/kgのお米を年間65kg(日本人の平均)食べたとして、内部被ばく量は、

約 0.04mSv

追記:9/23
(これは、玄米での数字なので、精米だと約半分)


このサイトで計算しました。 

全体の食事(+水)に関しては、他の食品・水がどういう放射能検査結果なのか、全体としてあらためて計算しないといけませんが。

雲海だらけの空を飛んでいた感じでしたが、大分、視界良好になってきました。

Posted by tenchi1960 at 10:05Comments(0)TrackBack(0)お米

2011年08月26日

お米と放射能検査 なかなかわかりにくい

各県で、新米の放射能検査が始まりました。

これまでのほとんどの検査で、「検出されませんでした」という結果に。

しかし、本当に放射能については、わかりにくいことばかりで。

これまでにわかったことは、

1)
今までも、放射能はゼロではなかった。自然界の放射能のことではなくて。
第二次大戦後、各国が競い合って行った水爆実験の灰が、特に1960年代に日本にも降り注いでいます。
そのために、1963年が最悪なのですが、ずっと放射能は検出されています。
土壌からも、お米からも。

1963年の玄米からは最高8Bq/kg(訂正:正しくは20Bq/kgでした。8は白米)の137Cs(セシウム)が、検出されています。
ただ、134Csは、測定されていないようです
Cs合算のデータがわかりませんね。

訂正:
134Csは、原発からしか出ないそうです。
水爆からの放射能には、当然、134Csは検出されません。
とうことで、Cs合算のデータはないわけです。


データは、ここに、きちんと記載されています。
主要穀類および農耕地土壌の90Sr と137Cs 分析データ一般公開システム

2)
放射能検査は、検査機の精度と時間の関数。

各県や検査機関により、放射能検査の検出限界値に差があります。
例えば、千葉県はCs合計で20Bq/kg、静岡県では2Bq/kg。随分差があります。

どういうことかと言うと、時間をかければかけただけ、測定できる下限値が低くなるようです。

ただ、これだけ生産物の放射能検査が目白押しで、検査機関はどこも目いっぱいのようですので、お米だけに時間をかけるわけにもいかず、下限目標値を設定しての検査みたいです。

ということで、

  • 今までも放射能フリーではなかった

  • 放射能未検出は、放射能ゼロではない

  • 下限値も県や機関によって違う

  • 検査結果も、セシウム合算(134と137)なのか、137セシウムだけなのか、放射能全体なのか、よく見ないとわからない



ですね。
一つ一つのデータをきっちり見て、裏付けを取らないと、勝手な判断は出来ません。

3)
他に役に立ちそうなサイト
食品の調理・加工による放射能核種の除去率


放射性物質への不安につけこむ情報にご注意

8/25 今日の福島の早場米のセシウムの結果と序盤の測定結果の解説(ブログ:3.11東日本大震災後の日本)

Posted by tenchi1960 at 00:44Comments(0)TrackBack(0)お米

2011年07月29日

平成22年産と放射能

平成22年産を30kg単位でご注文。

放射能の影響を考慮して、平成22年産をまとめ買いという傾向が出ているとは聞いていましたが、いよいよ当店にもその波が・・・

保冷庫と家庭用精米機を準備して、とにかく平成23年産をまずは購入しないでも済むようにというお話。

色々お話しましたが、すごい冷静に状況を把握しておられて、決してパニックになったり、独りよがりでのご判断ではなく、

「とにかく、正確な情報を把握するまで、時間を取りたい」

ということでした。

非常に納得できるお話でした。

当店の玄米在庫や玄米を調整することなど、じっくりお話してのご注文となりました。

ちょっと身構えていましたが、なんとなく安心。


Posted by tenchi1960 at 10:00Comments(0)TrackBack(0)お米

2011年07月16日

暑くなって精米が・・・

気温の上昇とともに、精米の様子が変わってきました。

最初から穀温が高いし、精米すると非常に熱くなります。
精米時には、精米前より20度以上上げないことが望ましいのです。

以前より、圧力を弱くしても十分精米できるので、
穀温を考慮しながら、調整します。

さらに、困るのがヌカです。

出来るなら、夜、低温倉庫から出して一晩、置いてから精米したい、
というより、すべきなんです。

低温倉庫から出して、すぐに精米すると結露を起こしやすく、
後の品質に響きかねません。

と言っても、なかなか計画的な精米だけでは、現実こなせません。

そして、ヌカです。

精米で出るヌカは、精米機からファンによって外のヌカボックスに運び出されます。

ところが、水分を多く含むヌカは、精米機から外に出てくれず、
あっといういう間に、精米機にたまってしまいます。

気付くと、ヌカまみれのお米が精米機から出てきます。

こうなると、すぐに、精米機の掃除です。

まぁ、しょっちゅう、掃除する方が望ましいので、これはこれで
いいのですが。

でも、大変・・・


Posted by tenchi1960 at 23:27Comments(0)TrackBack(0)お米

2011年07月05日

久しぶりにチラシ

ここ数年か十数年、宣伝チラシの新聞折り込みをしていませんでしたが、

今度、ポスティングを利用したチラシ配布を考えています。

ということで、チラシの作成なのですが、

単なる商品紹介ではつまらないし、

うんちくばかりでは、押し付けっぽいし、

どんな情報なら、読む方にとって面白いのかと

考えていると、日が暮れてしまいます。

お客様目線で考えるというのは、実に難しいもんです。




Posted by tenchi1960 at 00:22Comments(0)TrackBack(0)お米