梨の実が成りました!
GW中に梨農家のもっとも重要な仕事の一つである「花粉付け」が無事終わりました。
今年は花粉付け時の気温が低かったり、雨やアラレが降ったり、風が強かったりと中々大変な年でした。
それでも元気良く咲いてくれた、梨の花の逞しさを感じました。
桜の花を真っ白にしたような可憐な花を咲かせます。
花の中心のめしべ目がけて花粉を付けます。
梵天の先には別の品種の花粉が付いています。
梨は「自家不和合性(自分の花粉では実がならない)」の為、別の品種の花粉を付けてあげなければ成りません。
しかも花が咲く期間は短いので家族とアルバイトの人たち総出で一気にやります。
この時期の梨園は一面白いじゅうたんの様です。
そして現在
こうして沢山の人たちの協力の元、今年も元気に実を付けました!
これから僕たちが大事に大事に育てますよ~
皆さん見守っていてください!!
枝縛り作業。
ご無沙汰しております。土田農園代表の土田広樹です。
よく冬はなんの作業をしているの?なんて質問をされますが、冬こそ果樹農家の腕の見せ所です!
この時期になるといらない枝を切り落とす「剪定作業」もほぼ終わり、梨棚に枝を縛る「枝縛り作業」というものをしています。
枝縛りの目的は・・・
1.作業の効率化
枝を平に配置することにより春からの仕事がしやすくなります。
2.日当たりの確保
重なっている枝をなくす為、すべての芽や葉にに日光が行き届き美味しい果実が実ります。
3.風による落下防止
枝を梨棚に完全に固定するため、風に梨が揺られて落下するのを防ぎます。
などなど、たくさんの目的と効果があります。
枝縛り後の梨園はこんな感じ。
これから伸びてくる枝や葉も計算して枝を配置します。
春までまだまだ頑張らねば!!
11月5日発売の雑誌「ソトコト」で掲載されます。
ルレクチェの収穫も終わり一段落・・・とはいかず、梨の収穫はまだまだ続いています。
ところで、
この度、11月5日発売の雑誌「ソトコト」で、
若い農家が日本を変える~日本を動かすヤングファーマー35
として25番目に僕が紹介されてます。
まだまだ、日本を動かすなんてでかい事は言えませんが、いつか農業で日本の国をもっと豊かにできればな~と思います。
お近くの書店で探してみてください☆
http://www.sotokoto.net/jp/
絆梨
10月28日
新潟の本町商店街で「まちなか結婚式~花嫁人情絵巻」というものが開催されました。
これは商店街を舞台に結婚式を挙げよう!というイベントでした。
新郎の地元商店街への感謝の気持ちと地域活性化を兼ねた、とっても素敵な結婚式でした。
商店街にある縁結びの神社で結婚式を挙げ、幸せそうな新郎新婦。
ん、おや?
なぜか高砂席の真ん中に梨らしきものが!?
実はこれ、この式の為に育てた「絆梨」という大変珍しい梨なんです。
土田農園は昨年の水害で多くのボランティアの方々の愛情に助けられ、再生しました。
たくさんの「絆」によって復活した梨です。
梨は英語でpear(ペア)と言います。pair(ペア) 「二つでひと揃いとなるもの」とは同音語です。
それにかけてサクランボの様に2つ寄り添う梨
お二人もこの梨のペアの様に仲良く寄り添って生きて行くことでしょう!
この「絆梨」は結婚式で縁結びの神社に奉納して頂きました。
披露宴の様子はこんな風景です。
商店街が披露宴会場!料理も商店街のもの。足りない人は商店街の飲食店から出前です☆
商店街の活性化にも一役買っています。
お買い物に来た方からも祝福され、披露宴の飛び入り参加もOK!!
こんな温かく、様々な方々から祝福される結婚式は中々ありません。
最後に記念撮影☆
僕にとっても一生忘れられない結婚式となりました。
なお、この模様は新潟のテレビ局3社、新潟日報などで紹介されました。
全国版のニュースにも後ほど上がるかも知れないそうです。