毎日の暮らしの中に自然に溶け込み、20年、30年…と永く使い続けられる「相棒」のような家具を作りたい。そして、それを「子供や孫にも引き継いでいきたい」と思えるような愛着を持って使い続けられる家具を作りたい。
「佐藤さんの作る家具はなんかいいわ」「ずっと前からそこにあったかのような感じがする家具だわ」…そんな言葉をいただけるならこれ以上の喜びはありません。
そんな家具を作るために、技術の鍛錬はもちろんのこと、永く使っても飽きることのないデザインを生み出すこと、そして本物の素材を選んで使うことなどに心がけていこうと思っています。
「佐藤さんの作る家具はなんかいいわ」「ずっと前からそこにあったかのような感じがする家具だわ」…そんな言葉をいただけるならこれ以上の喜びはありません。
そんな家具を作るために、技術の鍛錬はもちろんのこと、永く使っても飽きることのないデザインを生み出すこと、そして本物の素材を選んで使うことなどに心がけていこうと思っています。
「πチェア」
2024.04.19
肘(背もたれ)の加工です。背柱が入る溝を掘ったり、バンドソーという機械で形を大まかに切り出したりします。
座板の方は座繰りをします。先の肘の加工もこの座繰り加工も、インスタグラムの方には動画を載せておきました。よかったら見てください。
接着剤が乾くと、ここから彫刻(?)作業が始まります。切り出しナイフや彫刻刀などを駆使して、脚と肘が滑らかにつながっていくように削って仕上げていきます。
オイルで仕上げて完成となります。
これまでに百数十脚は作ってきたでしょうか…このπチェア。制作は一筋縄ではいかない難しい椅子です。こうやって加工をできるようにするまでにさまざまな苦労があり、少しづつ改善を重ね、治具を増やしていったり加工の勘所をつかんできたものです。
制作にかなり時間もかかり、材料代もかかるために価格もだんだんと高くなって来ました。年々注文も減ってきてはいます。
でも私自身、この椅子には(苦労を掛け、時間をかけてきた分)愛着があるので、制作を続けてきました。出来る限り作り続けていきたいと思うのですが…。
制作にかなり時間もかかり、材料代もかかるために価格もだんだんと高くなって来ました。年々注文も減ってきてはいます。
でも私自身、この椅子には(苦労を掛け、時間をかけてきた分)愛着があるので、制作を続けてきました。出来る限り作り続けていきたいと思うのですが…。