箱蒸し風呂とは

フォレスパ21 箱蒸し風呂

箱蒸し風呂とは箱型の一人用 蒸し風呂のことを言います。
箱内の室温は45℃程度。
入浴者は首から上部だけ外に出して入浴しますが、ベンチ下から湧き出る多量の蒸気に体がスッポリ包まれ、温熱効果で血流が良くなり発汗が促されると共に心地よさを満喫することができます。
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その入浴感はサウナとは異なります。
サウナ風呂は室内温度が90℃から100℃と高温なので、15分から30分程度じっとして発汗を待つ間、息苦しさを感じる方も多くおられます。女性にとっては熱気による髪の毛の傷みが気になるでしょう。
一方、箱蒸し風呂では、あなたの肩から下全体を箱内に閉じ込めます。
首より上の頭部は、箱外に出すので入浴中でも楽に呼吸ができます
ゆったり気持ちよく入浴を楽しむことができます。
頭出し部
箱蒸し風呂内の温度は45℃前後の低温に保たれるので、サウナほど心臓などに負担がかかりません。
また、湯風呂入浴時のように水圧を受けることも無いので、心地良く入浴を楽しむことができます。露天などの屋外に設置されている場合は前方に広がる景色を満喫し、夜には星空をゆっくり楽しみながら入浴することもできます。

女性にとっては入浴中、髪を気にすることもなく、発汗により肌にうるおいがもたらされる美容効果にも期待できます。

高齢者には体への負担が少なく楽に入浴できます。

いつでも手軽に入浴できる「フォレスパ21箱蒸し風呂」は年齢、性別を問わず多くの方に利用いただけます。
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多くの利用者に箱蒸し入浴を楽しんでもらうために多様な施設への導入をおすすめします。
温浴施設、宿泊施設のほか会社内工場または研修施設など多くの施設に設置可能です。サウナに比べて入浴し易く万人受けする箱蒸し風呂を体と心のリフレッシュと癒しの空間や場のアイテムとして導入されることをおすすめします。
まずは入浴方法のページを読んで箱蒸し風呂に入った気分になってみてください。
箱蒸し風呂とサウナの違い
箱蒸し風呂はその名の通り、箱内を蒸気で蒸して、入浴者は箱内の椅子に座り、頭部だけ外に出し、肩から下を柔らかい蒸気に包んで入浴するものです。
それに対してサウナは室内温度を90°~100°C前後に熱し保たれた乾燥部屋内で全身入浴するものです。
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日本ではしばしば蒸し風呂のことを
「スチームサウナ」とか「蒸気サウナ」などと語尾に「サウナ」を付して呼ばれることが多いですが、厳密にはサウナと蒸し風呂には違いがあります。
先述のように蒸し風呂は部屋内に蒸気が満たされ湿度高く保たれた入浴システムです。

一方、サウナは室内湿度が低い高温乾燥室です。
したがって本来は「蒸気サウナ」と命名された場合の温熱方式は、ベンチ下にフィン付蒸気管が配管されており、その管内に流されている高温蒸気により、フィン表面で熱交換された伝導熱を利用したサウナ方式のことを指します。
その場合、サウナ部屋内に生の蒸気は一切出しません。

サウナはもともと北欧フィンランドで発祥したもので、厳寒の国での健康な生活を営むため古代からのフィンランド人の知恵でした。

フィンランドサウナ

そのフィンランド方式とは、高温に熱した香花石(サウナ石)に水をかけて一気に気化させます。その気体はローリュと呼ばれます。ローリュを充満させたサウナ小屋内で入浴を楽しみます。
入浴者は白樺の枝葉でパタパタと体の各部位をたたいて血行を促進します。
入浴後にはサウナ小屋近くの凍てた湖の氷を割って湖水にドブンと飛び込み、火照った体を一気に冷やします。

フィンランドは「森林と湖」の国といわれるように、そこかしこに湖が点在し、湖畔にはサウナ小屋が散見されます。家族、友人などがサウナ小屋に集い、サウナ入浴と団欒を楽しむのです。

世界におけるサウナ利用状況では、電気式サウナストーブ方式のサウナが多くの国で使用されているようです。

日本においても古くは1960年代中期頃からサウナ電気ストーブがフィンランド等から輸入され、各施設で使用されました。
現在でも輸入品のサウナストーブが多く使用されています。
その方式により室内温度が120°Cになるほどの高温サウナを好むファンが多く居られました。

その後、1980年代中期以降になると、国内ではガス式遠赤外線サウナストーブが開発されました。当時は大型浴場施設の健康ランドが全国各地で建設され、ブームになりました。多くの健康ランドでは比較的低い室内温度でも遠赤外線効果により充分な発汗を促せるガス式遠赤外線サウナシステムが採用されるようになり、女性、子供、ファミリーの間にもサウナ入浴体験者が広まりました。

最近のサウナブームでは電気式サウナストーブが回帰し、ストーブ上の熱したサウナ石に水を掛けて瞬時に気化状態にするローリュが人気を呼び、サウナ好き人の心をわし掴にしているようです。
フォレスパ21 箱蒸し入浴方法
箱蒸し入浴の手順

まず、給水バルブが開いていることを確認します。次に制御盤のスイッチを入れます。つづいて温度設定をする。(一度行えば以後必要なし)温度上昇を待ってから入浴して下さい。

箱蒸し入浴を楽しむ
入浴に適切な温度(42℃~45℃)まで上昇したら上部のフタを開け、次に前面扉をあけて箱内に腰を掛けながら扉を閉めます。箱蒸しから首だけ外へ出した状態で、15分から30分心地良い蒸気を感じながらゆっくり入浴します。サウナと違って頭を外部に出して入浴するので、息苦しさは無く呼吸も楽。爽快感が味わえます。
箱蒸し入浴方法

箱蒸しから出た後は、扉と上部フタを閉めてください。入浴中は目を閉じて、呼吸を楽にして瞑想するか、屋外ならば、外の景色や空の雲の流れなどを見ながら「ぼーっ」としているだけで日頃の心身の疲れが取れて前向きな気力を取り戻せた気分になります。入浴後は椅子に腰をかけるなどしてくつろぎ、少し休みを取ってから再度入浴を繰り返して楽しみましょう。これだけで、自律神経の正常化と維持に役立つことでしょう。

香り(アロマ)を楽しむ
箱蒸しの蒸気とともに、ハーブなどの香り(アロマ)を楽しんでください。ローズマリーやラベンダー、ミント、ユーカリ、カモミールなどハーブの乾燥葉を入れた布袋や、ハーブエッセンシャルオイルを少量たらした皿を置くと、箱蒸しの湯気とともにハーブのすばらしい香りが立ち昇ります。このような方法で香りの箱蒸し入浴を楽しまれてはいかがでしょうか。
ハーブherb

ハーブや天然木の成分は私たちの気分を和らげたり、覚醒効果のあるものなど有用なものが多いのでご自分に合った物を使うと良いでしょう。ハーブは庭植えや鉢植え等、自前で育てることができます。自然のハーブの効果を上手に活用することでより良い健康生活を手にすることができます。

フォレスパ21 箱蒸し風呂の特徴

 蒸気発生装置を内蔵 

蒸気発生装置をベンチ下に収めたコンパクト設計。


ベンチ内蒸気発生装置

 電気による蒸気発生 

蒸気発生装置内の専用電気ヒーターで水を沸騰させて蒸気を発生させる方式なのでシステムがシンプルで安全。そのうえ、環境にいい。

蒸気発生装置

 低電圧だから安全・安心 

制御盤内蔵のトランスで12Vまで電圧を落としてベンチ下の蒸気発生器に電源供給しているので安全です。12Vは人体に無害です。

制御盤

 安全装置 

過熱防止装置がついているので安全です。

 設置面積が少ない 

1㎡のスペースがあれば箱蒸し風呂設置可能です。スペースを取らないので家庭でも設置可能です。
「仕様」参照。

箱蒸し

 設置が容易 

箱蒸し風呂本体と制御盤を設置するのみ。あとは制御盤への電源供給、制御盤と箱蒸し風呂間の配線・結線、箱蒸し風呂への給水接続で完了。
「設置方法の説明」 参照。
設置に関する詳しい内容はお尋ねください。
※制御盤設置、電源供給と配裾・結裾は電気工事業者、給水接続は水道工事業者様のご協力が必要です。
電工・給水配管など設置に関するご指導は当社でさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

 天然無垢檜材造り 

本体前面、側面、ベンチ、背、床は天然檜板を使用しています。

 掃除が楽 

ベンチ、背、床が簡単に取り外しができるので掃除がらくにできます。

 頑丈な造り 

本体内部の骨格はアルミ骨材を使っているので頑丈で耐久力に優れています。

 ステンレス露受けパン内蔵 

床すのこ板の下にステンレス排水パンがついています。箱 蒸し風呂内の蒸気結露水などはステンレス排水パンで受けて排水パン中央の排水 から設置床へ垂れ流します。箱 蒸し風呂付近に床排水 が必要です。

ステンレス排水パン

 ベンチの高さを変えられます 

補助座板(付属)をベンチ上に置いたり、除いたりすることで高さを調整することができます。

フォレスパ21 箱蒸し風呂の設置方法
 設置場所の条件

1)箱蒸し風呂付近に排水口があって、水を流せる場所に設置して下さい。 箱内蒸気は水滴になって箱内すのこ床下のステンレス排水パンに溜まります。
排水パンに溜まった水はパンに設けられている排水口から設置床に流れ落ちます。

2)換気が可能なスペースを選んで下さい。 箱蒸し風呂から立ち上がる蒸気を逃すための換気が必要です。

3)屋外に設置する場合は、軒下や東屋などの雨除けができる場所を選んでください。

4) 制御盤の設置場所の条件 

制御盤は箱蒸風呂本体から離れた場所(最大10m前後)に設置できますが、湿気の多い場所は避けてください(浴室は不可)。
もし屋外など雨や水がかかる場所に設置する場合は、防水を施した箱内に納めてください。
制御盤はトランス内蔵のため、重量があるので制御盤取付け壁はしっかりした構造であることが条件です。

 配線工事について

配線工事は制御盤への一次側電源(単相200V)線およびアース線。及び制御盤から箱蒸風呂への二次側配線が必要です。
二次側配線は低電圧(12V)のため、太いキャプタイア線(WCT 38m㎡)が必要。あと、アース(2m㎡)と何本かの制御線(VCTF)などとなります。接続は箱蒸し風呂ベンチ内で行います。
制御盤(W400,H500,D250mm)の設置は浴室以外で湿気が少なく、換気の良い場所(脱衣室など)で、且つ、出来る限り箱蒸し風呂に近い場所が適当です。

配線工事

※制御盤設置、電源供給と二次側配線・結線は電気工事業者に依頼してください。工事方法の詳しい内容についてはお尋ねください。

 給水について

1)水道水を直接給水する場合
箱蒸し風呂設置場所まで給水配管を行い止水栓止めにして、止水栓と箱蒸し風呂の給水接続口との間をフレキブル管または耐圧ホースでつないでください。

※給水管工事は水道工事業者に依頼してください。工事方法の詳しい内容についてはお尋ねください。

2)タンクから給水する場合
普通の18L灯油タンクに水を溜めてタンクからホースで給水した場合で連続約8~10時間使用可能です。 水道水直結が出来ない場合や手軽に給水する場合にこの方法がおすすめです。 この場合タンクを箱蒸し風呂の設置床面から60cm以上高い場所に置いてください。

こんな空間に

「箱蒸し風呂フォレスパ21」は旅館 ホテルなどの浴室、露天などに設置出来ます。熱源はクリーンな電気を使用。電気、給水、排水、換気などの設備環境が整えば設置可能です。ホテル 旅館 宿泊施設 別荘 リゾート施設 スポーツクラブ 保養所 温浴施設 スパ銭湯 介護などの施設や住まいのバス、風呂のリフォーム、改修、改築、新築計画や設計の際には、健康維持と美容はもちろん、ご利用客を強く惹きつける魅力あるアイテムとして、ご検討ください。

 住まいの新築、リフォームに 

給水蛇口、床に排水、天井や壁に換気扇、電源(単相200V)があれば箱蒸し風呂を設置することができます。 ヒノキの香りと蒸気浴を毎日楽しみ英気を養い、美容、病気予防のほか家族の絆を高めて活力のある爽快生活を楽しんください。

 ホテルや旅館に 

ホテルや旅館など、宿泊施設の利用客にとってお風呂は選択基準の1つ。 旅の疲れを癒し、楽しみの時間に思いをはせる空間ともいえます。 そこに蒸気浴があったらどんなに喜ばれることでしょう。露天風呂や浴室の一角に。新築、増築、改装などの企画・設計の際には導入をお勧めします。

 リゾート施設に

四季の自然のなかで蒸気浴を楽しむ爽快感は格別。 澄んだ空気、木の椅子、木のテーブル、そして桧の箱蒸し風呂。 非日常空間に設置。別荘やリゾート施設の企画、改装にお役立てください。

 企業などの保養所に 

設備費及びランニングコストが安くて、 健康維持と活力の源。 企業などの保養所の利用者に。蒸気浴で日ごろの疲れから解放されます。保養所の企画・改装にご検討ください。

 スポーツ施設に 

プールでスイミング後の冷えた体の採暖に大変効果的。 その他のスポーツの後の箱蒸し入浴で、体スッキリさわやか。スポーツシーンに欠かせないアイテムです。 サウナほど体への負担も無く、低コストで簡単設置のスチーム浴、スポーツ施設の付加価値アイテムとしてお役たてください。

住宅 ホテル 旅館 宿泊施設 別荘 リゾート施設 スポーツジム スイミングプール 保養所 温浴施設 スパ銭湯などのリフォーム・新築企画に。

フォレスパ21 箱蒸し風呂の仕様

品番:フォレスパ21
本体外形寸法:W800×D905×H1,260mm
本体重量:約115kg
制御盤外形寸法:W400×H500×D250mm
制御盤重量:約40kg
電源 :単相200V
電気容量:2,000W
給水口径:15A
排水口径:40A
付属:二次側電線約2m

箱蒸し風呂寸法図
お問合せ・お見積
お問合せ・お見積・ご注文は下記まで:
株式会社 池戸木工製作所
〒455-0801 愛知県名古屋市港区小碓1丁目72
ホームURL:http://ikedo-mo.com
TEL 052-383-7488
FAX 052-383-5154
担当者 池戸秀次


株式会社 池戸木工製作所について:
昭和の中期から家具木工一筋。現在は2代目が引き継いで日々忙しく仕事に専念。先代の池戸社長は1960年代中頃から、当時は未だめずらしかったサウナ内装工事を手がけた。専門技術をもつ数少ないサウナ内装工事業社として存在価値を誇った。1980年代には大型浴場施設、健康ランドの建設ラッシュが名古屋地区から全国へ広まった。その勃興期から成熟期にかけて各地を忙しく飛び回り仕事をこなした。現在は2代目社長のもと、本業の家具製作とともに先代時代に試作、商品化した電気式ひのき箱蒸し風呂の製作と販売など、少数精鋭で堅実な運営が行われており、取引関係者からの信頼も厚い。令和元年7月には株式会社として法人化を果たした。
箱蒸風呂 価格とご注文について
品名:箱蒸し風呂
品番:フォレスパ 21
寸法:幅800×奥行905×高さ1260mm:制御盤付
販売価格 ¥980,000 (税込¥1,078,000/送料・設置費別)
ご注文の流れ
お客様との質疑応答⇒お客様へお見積書送付⇒ご注文仮決定⇒ご契約締結⇒前払金のお振込⇒ご注文正式決定⇒製作開始⇒納期決定⇒納入・設置⇒試運転・引渡し
ご注文をご検討の際は下記事項をよくお読みください。
納期は、ご注文後約2~3ヶ月必要です。
商品は工場から直送で運搬します。
但し、搬入に関し、重機又は多人数の人手が必要な場合はお客様側にてご用意願います。 運送は国内に限ります。
お客様宅の設置場所での設置・試運転後、お引渡しとなります。
給排水工事、電気工事、換気工事など設置前に必要な工事は、お客様側にて各々の専門業者にご依頼ください。詳しくは株式会社 池戸木工製作所にお訪ね下さい。
お客様側工事が完了しましたら、箱蒸し風呂本体の設置は池戸木工製作所にて行います。設置後、試運転・取扱説明・お引渡しの順になります。設置工事の費用につきましては、お見積書にてお知らせします。
原則として不良品・当方不手際による破損品・商品違い以外の返品・交換はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
無償メンテナンス:
お客様の明らかな過失等による故障を除き、ご納入後1年以内につき無償で修理いたします。その際の交通費等諸経費については、お話し合いとさせていただきます。

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