効く薬

ニキビってそもそも何?

ニキビといえば、誰しも知っている肌トラブルの代表でありながら、実際にはニキビとは?と聞かれるとちょっと困ってしまう、という人が多いのではないでしょうか?
ニキビの正式名称は、尋常性座そう、と言いますが、その名前でニキビを呼ぶ人はいないでしょう。
それほどまで、ニキビは私達の生活に密接に関わってくるものなのです。

そもそもニキビとは、体の代謝がきちんと行われなかったり、ホルモンバランスが崩れることで皮膚に老廃物が溜まってしまい、皮膚に層が重なってしまい、毛穴を塞いでしまうことから生まれる皮膚疾患です。
毛穴が塞がれると、毛穴にある皮脂分泌を行う皮脂腺から出た皮脂がきちんと体外に排出されず、皮膚の中で溜まってしまいます。
これがぷくっと腫れているようなニキビの正体なのです。

普通であれば、皮膚はきちんと決められた周期で入れ替わるように皮膚は新しくなり、さらに日々の洗顔によって老廃物は皮膚から剥がれるという流れがあるのですが、様々な理由でこのサイクルが崩れてしまいます。
ニキビには実は段階があり、一番知られているのが初期段階にあたる白ニキビです。
この白ニキビは、最初に毛穴が閉じられてしまって、中に皮脂が溜まっている状態のものです。

ここからニキビを潰したりなどして、毛穴が開いてしまい、周りの空気にふれてしまうと、中の皮脂が酸化され、黒くなります。
これが第二段階の黒ニキビです。
できればここで対策を行っておきましょう。
なぜなら、ここからさらに状況が悪化すると、皮脂を栄養に細菌が増殖してしまい、皮膚が炎症を起こしてしまうことで赤ニキビになってしまいます。
ここまでくると、場合によっては治療を行って完治したとしてもニキビ跡が残ってしまいます。
それでも放置してしまうと、表面の皮膚だけでなく、もっと深い位置にある真皮や組織にまで侵食し、より広範囲にニキビが広がってしまいます。
ニキビで死の危険を感じることが殆ど無いので、放置しがちですが、二度と取れない傷になる可能性もあるので、初期段階でさっさと治療してしまいましょう。

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