日本を訪れる外国人観光客の数は、年々増えてきています。
日本の魅力を世界中の人に知ってもらえるのはとても嬉しいことでもあります。
日本の都市部では、公共交通機関が発達しているので、不便を感じることは少ないかもしれませんが、地方での観光となるとやっぱり車があった方がスムーズに観光できるというところもあります。
今回はジアミストが、外国人がレンタカーを利用する時の注意点について紹介していきます。


■国際運転免許証が必要

日本人が外国で車を運転するためには、国際運転免許証が必要となりますよね。
それと同じように、外国人が日本で車を運転する場合にも国際運転免許証が必要よなります。
国際運転免許証と言っても、日本で車を運転する場合にはジュネーヴ条約締約国の条約に定められた様式に合ったものが必要です。
近年、中国人観光客が急激に増えていますが、中国はジュネーヴ条約締約国に含まれていないので、日本で車を運転することはできません。
中国人の中には、偽造免許証を作ってレンタカーを借りようとするケースもあるので注意が必要なのです。


■免許証の有効期限はある?

外国人が取得する国際運転免許証には有効期限があります。
最大で発行日から1年以内でかつ入国日から1年以内と決められています。
通常は、国際免許証の発行を受けてから入国となるので、発行日をチェックして期限が切れていないか確認しておきましょう。
また、長期に渡って日本に滞在していた外国人が、国際運転免許証取得のために一時帰国した場合は、一時出国した日から3ヶ月経過していないと、日本で車を運転することはできないという決まりがあります。
国際運転免許証を持っていたとしても、運転することができないので注意しましょう。


■外国人の運転による事故も多い

外国人によるレンタカー得利が増えたことで、事故大幅に増えています。
事故の原因には、道路の案内表記が分かりづらいこと、日本の交通ルールの理解不足、レンタル時の説明で交通ルールやマナーに関する説明がほとんど行われていないなどが挙げられます。
運転する側の外国人も、交通ルールなどをしっかり学んで把握する必要もありますが、日本側も外国人運転手に対応できるように努力が必要です。
インバウンドによる経済効果は年々大きくなっています。
多言語対応のドライブマップや交通ルールが記載されたマニュアルなどを作り対応する動きも始まっています。

レンタカー会社の取り組みだけでなく、国内でもそういった取り組みが広がるといいとジアミストは思います。