近年、我が国では、超高齢化社会に移行し、今後、その割合は増加の一途をたどるとのことです。 それに伴い、歯科界においては無歯顎患者の増加を容易に想像することができます。 無歯顎患者の機能的、審美的な要求に応えるための総義歯製作は、これからの歯科医療の中で非常に重要な位置づけになるでしょう。 しかし現実には、総義歯の製作方法は大学で修得した方法以外は、無かったのが実状です。 大学で修得した方法で患者を満足させるためには、多くの義歯製作経験を積むことが重要とされています。

BPSデンチャーは、Ivoclar Vivadent 社とヨーロッパの歯科大学、臨床医が共同で開発した総義歯製作のためのシステムです。 BPSデンチャーを採用することで、総義歯製作経験の少ない臨床医でも完成度の高く、無歯顎患者からの機能的、審美的な高い要求に応えることのできる総義歯を製作できます。

BPSデンチャーは、セントリックトレーを用いて採得する一次咬合採得により、適正顎位を一定範囲の中に囲い込むことができます。 また、閉口機能印象を用いて行うゴシックアーチトレーシングは三次元的な顎位を決定することができます。 さらに、より審美的な要求に応えるための人工歯は種類に富み、機能と審美的な要求に応えることができます。